わたしの通学路、行きは葉山をみながら、帰りは甑岳を仰ぎながら。 両脇が、田んぼで春には耕運され田植え前のきらきら光る水田、田植えから青く埋まっていく田んぼ、黄金色のなびく稲穂、冬は真っ白な雪原となる。 こんな移り変わりを9年間、毎日、歩いた。 ここで生まれそだったわたしたち、どこに住んでもこの風景が、心に焼きついているはずだ。 心の奥底で、自然の尊厳を知っている。 素晴らしい財産だ。 わたしは、この風景を守りたいと思う。 子どもたちもその子どもたちも、美しい景色を心に染み込ませて育ってほしい。 と、選挙の第一声で話したと思う。 今は、娘の送り迎えで同じ風景を感じています。 駅西につながる東北自動車道の村山ICは、新たな村山の玄関。 わたしは、この風景を感じてもらうことが、何より村山らしいのではないかと思うのです。 どこにでもある風景ではなく、ここだけの風景を作ること。